もう絶対に君を離さない!!

「実緒ー!!実緒ー!!実緒ー!!」

誰かが呼んでる・・。あの声は和也!!急いでここを渡らなきゃ!!

「待つんだ!!危ない!!実緒ー!!」

キ・キーー―。

「えっ!・・・きゃーーーー!!」

体をドンとおされ突き飛ばされる。

頭に鋭い痛みを感じながら目に映ったのは・・・。和也が血まみれになって倒れている姿だった。

「和也ーー!!!!」

私はそのまま、真っ暗な闇の中に引きずりこまれた。