ひと夏の恋

「それで?何手伝えばいいの?先生!」

「じゃあ、この書類、ホッチキスでとめといて。」

「はーい!」

えへへ、先生のお手伝いできるなんて…嬉しいな〜!


・・・・


沈黙……

話しかけたい…けど、話す内容が思いつかないよ〜!

………

あ。

私今、大変なことに気が付いた…。

先生のこと好きになっちゃったけど、先生結婚してたらどうしよう……!!!

ど、ど、どうしよう。

聞いてもいいかな……?

「せ、先生?」

「んー?」

「先生さ、結婚してる……?」


ドキドキドキドキ……

してないって言ってーーー!!



「……してないよ。」



!!!

よ、よかったあ〜〜〜……

「え、してないんだね!意外だな〜あは。」

すごい、ホッとしてる自分がいる。



「でも」







「彼女は、いるよ。」







ズキンッ……


「……あ…
そ、そうなんだ〜!」

嘘…油断してたよ…。

結婚してないからって、彼女がいないわけじゃないよね……。

「へ、へ〜!どんな人?美人っ??」

やばい、私、すっごい動揺してる。

「うん。自慢の彼女。」


ーーーー。


先生、私、笑えてる?

今、笑えてる自信が、ないんだ。