ひと夏の恋

かっこいい……

スラッと背が高く、黒髪に黒ぶちの眼鏡。

こんな先生、前いたっけ?

目が、離せなかった。


「話がある。教室に残りなさい。」


え?

なんだろう話って…。


「お前、寝てたから怒られるんじゃね?」

あ!さっきの人!

「うそ!ひゃ〜!初日からやらかした〜…。」

なるほど。怒られるのか…。

「俺、早川 賢人。よろしくな!」

「あ、私は広瀬鈴那!鈴って呼んで!」

「鈴ね。また明日な!」

「またね〜!」

なんてのんびり自己紹介してると、いつの間にか教室には私とみっちゃんと先生だけになっていた。

「鈴〜。まさか本当に寝るとは…。」

「ね…私も本当に寝ちゃうとは思ってなかったよ……。」

「じゃあ、先に帰るね?」

「うん。ごめんね〜、みっちゃん…。」