「そういうわけじゃないけど、一翔が選んだ道は私が道を阻むことはできないんだよ。子供にはわからないけど。」


「はぁ!?私が子供だって言いたいの!?ありえない!」


「子供でしょ。学校にも行かないで家に閉じこもってばっかだったくせに。」


「よく言うわ!勝手に暴走族連れ込んだのはそっちのくせに!」


「あれは知らなかったのよ!」


「二人ともやめなよ。ここ店。続きは家でやればいいでしょ。」


佐絵子さんが止めに入った。


「うっ…。前言撤回するまで許さないから。」


「お姉ちゃんこそ、謝ってくれなきゃ口訊かないから。」