それから私たちはお寿司屋に行った。 「梨湖は、黒蝶にいるんでしょ?」 「うん。全と一緒にみんなを支えていこうかなって。」 佐絵子さんは私たちの会話をただ聞いてるだけだった。 「梨湖…。あの話があるんだ。」 突然佐絵子さんが口を開いた。 「…。」 梨湖は食べるのを止めはしなかった。