梨湖はそういうけど、もう私と一翔は終わってる。


なんて、梨湖には言えない……


だから、私は黙ってる。


「ねぇねぇお姉ちゃん!もうすぐ全の誕生日なんだけどね、何がいいかな?」


「うーん…お揃いのブレスレットとかいいんじゃない?全そんなのつけなさそうだけど…」


「だよね!私もお揃いなものが良いなって思ったんだ!」


梨湖は笑顔でいう。


「うん。」

梨湖に提案はしたけど本当は私だって一翔とお揃いがほしかった。