高校球児に女子大生が恋をした。




高校を卒業した私たちは、
お互いすれ違うことしかなかった。





私自身も彼の存在への大切さも


正直なところよく分からなくなっていた。




喧嘩も増えたし、
自分が本当に彼のことを好きなのか




それすら分からなくなっていた。






『別れよう、美羽』





5月にはいったばかりのある日、そういわれた。