その後はいつもと同じようにつまらなく、時間だけが過ぎて行った。

そして放課後。
普段親は朝まで遊びに出かけているから家にはいない。

だから今日は早く家に帰ろうと思い立ち、鞄を手に席を立とうとした。


「は?お前あの大宮にそんなこと言ったんかよ!」
「別にいいじゃない。」

私の名前が会話の中に出てきたことに気付き、立ちかけだった中腰の体制で止まった。