だけどやっぱり、楽しそうにしている皆が羨ましくて。
私にあたる母親も許せなくて。
なのに何もできない自分が嫌で。

感情を殺す。

そんなことを考えながら、自分でつけた傷が刻まれた左腕を制服の上からそっと撫でた。


こんな世界壊れてしまえばいいのに。