とにかく、茉李が無事で良かったぁ…


そのままへなへなと床に座り込んでしまった。


『茉李はインフルエンザだから一週間弱は登校しちゃいけねぇんだと。』


ドアの近くにいた克巳君がウチの分のマスクを持って来て言った。


『あ、ありがと。ところでなんで克巳君はあんなところで伸びてたの?』


ウチはドアを指差しながら言った。



『誰かの足音がするからドアの方に寄ったらドアに突き飛ばされたんだよぉ!(泣)』


ありゃ、


半泣き。



つか、ドアに突き飛ばされたって(笑)


正確にはウチが突き飛ばしたんだけど……


面倒臭いからこれは黙っておこう。











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