言葉が悪かったのか、皆が静かになる。 そんな空気の中、口を開いたのは茉李だった。 『理恵が車で行かないならウチも!自分の命は自分で守るし!!』 ウチと茉李は朝ごはんのパンを半分残して、 家を出た。 ごろごろと鳴り続ける雷の音に なんとなく恐怖を感じた。 .