『理恵様、茉李様、太陽様、大地様、これからお車で行かれた方が…。』 メイドの司令官、メイド長が言った。 そういえば、太陽達も歩いて行ってるんだっけ? 『んじゃ、俺と大地は車にするかな。今日は雨降りそうだしな。』 太陽から言われて結構高い位置にある窓から外を見た。 向こう側でごろごろいってるのがわかるくらい大きい音がする。 『んで、ウチらはどうする?理恵。』 茉李が顔を覗き込んでくる。 『ウチは……辞めとく。』 .