満足感に満ち溢れた顔をしながらウチの方を見てくる。


言われなくてもその顔見れば解るよ。



『『楽勝!!』』


両手で茉李の両手を叩いた。


気分上々な気持ちでいるウチらとは裏腹に…


『『絶対無理。』』


声のする方を見ると、机に突っ伏しになった悠輝君と克巳君の姿が。


『何が1番ダメだったの−??』

茉李が克巳君に聞く。


『……全部??』

疑問形かよ。


まあ、克巳君は茉李に任せて、悠輝君はと…


『ねぇ、悠輝君はどうだったの??』


『……微妙??』

お前も疑問形かよ。


『でも、算数は教えたから、出来たよねぇ??』


『…割合以外ダメ。』


おい、おい。

あ、そうだ!!

『じゃあさ、今日ウチで勉強会しない??ねぇ、茉李??』


『理恵がいいならいいよぉ!!つか、今ウチも言おうと思ってたぁ!!』


さすが親友。気が合うわ。

『俺賛成−!!』

克巳君が手を挙げて言う、

『克巳が行くなら俺も行こうかな。』

すごいすんなり決まりましたけど。


キーンコーンカーンコーン…


授業始まりの合図。

この時間は学級組織を決める。










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