ハスキーで透き通るような声で呼ばれた。

後ろを向くと、家に帰ったと思っていた悠輝君が居た。



『今日、マジで傘、サンキューな。俺赤色好きなんだ。なんか嬉しかったし。』


そういうと、ソーダ味と、書かれた飴をくれた。



『んじゃ、また後でな!』


ウチに手を振りながら、家に入っていった。



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ヤバイ!!


顔がニヤける!!

てゆーか、悠輝君が赤色好きなんて、意外。

ウチは飴をにぎりしめ、家に帰って勉強道具の準備をした。








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