「今日。克巳も一緒に行くんだ。」



そうか。



だから駅前なんだね。



「でも、バイバイなんて嫌だからな。これ、お守り。」



ポケットから出されたキラッと光っている、指輪。



「それじゃあ、俺もう行くわ。これからもメールくれよな!また会いに来るから!!」



そう言い残して、悠輝は私に背中を向けて、



アメリカヘ旅立った。








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