【短編】試合会場の君へ。


*茉侑架side**


あ、2人ともどこ行っちゃったの…。

試合中にあの2人がはしゃいでいるのは見えた。

もしかして…。高井先生のとこに行ったんじゃないよね?


『絶対脈アリだから!』

『期待して待っててね!』

(き、期待して…いいのかな?)

でもこれでフラれたら…

私って最悪のヒロインってこと?!

「はぁ…。そんなのやだよ…」


『あれ、まっちゃん?!』

(え、まっちゃん?この呼び方もしかして!)

「麻衣ちゃーん♡」

「まっちゃーん♡」

ぎゅー!!

麻衣ちゃんは転校してしまった大の仲良しさん。
こうして、たまにたまに会える試合会場がうれしくて。

「まっちゃん!背伸びた?!」

「そーなの!わかってくれるの麻衣ちゃんだけだよ!泣」

「あー、泣くな泣くな」

「麻衣ちゃんいないと寂しいよぉ〜…」

「私も寂しいよぉ〜…」

ぎゅー!!

(痛いわ…笑笑)

「ねぇ…また今度一緒に遊べる…?」

「もちろん!!冬休みとか、ゆっくりあそびたいね!」

「うん!絶対遊ぶ〜♡」

「麻衣〜?試合始まるよー!」

「はーい!今行くー!
ごめんね!また後で遊びくる♡」

「うん!待ってる♡
頑張ってね!」

「ありがとー♡」

(あぁ、また一人だ…)

でも、なんか元気でたな!

「それにしてもすずちゃんとりさっぺ遅くない?」