地味子と不良さん



『さ!ゆき!裏いこー!裏!』


「いくかぁー!」


だいたい、わたし達は裏――校舎の裏のほう――でご飯を食べるようにしています。
だいたい、です。



『すずかぁー!一緒に食べなーい?』


『え、あ...うーん』


「涼花いってきなよ~うち気にしないからァ~。呼びよるよ?トモダチ。」


『うーん。わかったぁ。ごめんね裕紀(´;ω;`)放課後また埋め合わせする!』


「わかったであります!楽しんできぃ~」


そう、だいたいなのです。涼花はとっても美人さんで優しすぎるのでこういうことがしょっちゅうあります。

まあうちは一人なれっこなんで気にしませんけどね~♪うちは結構強靭なハートをもってるんですから!(←本気)



「涼花みたいに優しすぎるのもあれだよなぁ...」


ほんと、そう思います。