『龍也…私…』
ずーっと何もいわずにくねくねしてて


「いいたくなったらいえばいいんだよ?」
うん…と頭を下げて
それから五分くらい沈黙してた

『龍也』

「うん?」

『…昔パパとママを殺されたの

それでその日記はパパがもってたものなんだ』

「だからあんなに血が…」
『パパとママはお金持ちの家だったの
だけど…やり方が気にくわなかったみたいで
殺されちゃった…』