黒猫に恋をした


『はい……』

展望台は展望台と言うより近くでみると
家のような形になっていた

ドアノブがあるのかなぁって
探してみてもそんなものはなく

液晶のパネルみたいのがあった


『龍也様?これどうやって入るんですか?』

「うん?これ、暗証番号だけど?」


『暗証番号ですか…って私みちゃいけないですよね』

ばっ…
私は暗証番号を見ないように目をつぶってたら
龍也様に

「あけててもいい。気に入ったならまたこれるでしょ?」