「香芝さん、ありがとう……」 「ん?あー、別にいいよ」 マヤは川波さんに、そう言い私がいる場所に来た。 「マヤのこと、尊敬するよ」 ……ある意味ね。 「はっ? どうしたの急に」 「いや、あんなこと私には絶対出来ないからさ」 マヤは”あー、そのことか”と納得し、手元にあるお茶を飲んだ。