バレない嘘をついてよ。


「お2人様ですね? 」

「はい」



お姉さんがマヤ達に人数確認をした。


……次は私達の番か。




「少々お待ちください」




嘘……。


ちょうど私達の前で終わった。



「じゃあ、先に行ってるねー」




マヤの元気な声がした。



こいつと2人っきり何て無理……。
話すことなんかないし。