バレない嘘をついてよ。


「じゃあ、ペアはどうしよっか」

「うち、叶君と乗るよ」

「はっ、何でだよ? 」



私は、
思いっきり叶の足を踏んだ。



叶は、私の気持ちを察したのか話を合わせてくれた。



「……わかった。俺、こいつと乗るよ」

「大丈夫なの2人とも。仲良くなさそうだけど……」

「カズは、マヤと乗りなよ」




カズキは渋々、了承した。


マヤは嬉しそうだった。
まぁ、良かった。