「なに、うつむいてんだよ。……普通に似合ってんじゃん」


うつむいてる私の顔を覗き込む夜神。


その顔は優しい笑顔で、思わずドキッてしてしまった。



「本当、顔だけはいいんだから……」

「ん? なんか言ったか? 」

「なんでもない! もう、着替えるから」





私は思いっきりカーテンを閉めた。



……なによ。

あの笑顔はダメだよ。