私はじっと見つめてると、その視線に気付いたのか振り向いた。 「てかさ、何でこの時間に繁華街にいるわけ? 馬鹿じゃねーの」 「うっさいわよ。暇だから来ただけ」 彼は”ふーん”と言い、繁華街を歩く人混みを見ていた。 「なぁ、暇と言ったよな? 」 「うん、言ったけど……」 何が言いたいの? 私と一緒に遊ぶ気? それなら、ごめんだわ。