「夜神の方に決まってる……でしょ」

「そっか、それは良いや。 俺はとても気分が良いよ」


はっ?

何言ってるのコイツ。


「ねぇ、俺と一八に何があったか知りたいんだろう? 」


口と口が触れそうな距離。


葯伊江の爽やかなミントの香りが
鼻をくすぐる。


「知りたい…… 」

「素直だね、いいよ。教えてあげる」



葯伊江は
私から離れ座った。