「なぁ、澪。この話しを聞いて、どう思った? 」 「……分かりません」 「へー、敬語使うんだ? 」 「だって、柳葉君はーー」 その瞬間、 背後から口を抑えられた。 だんだんと眠くなっていった。 睡眠薬か……? 「ハハッ、寝ちまったみたいだな。おいっ、金田。運ぶの手伝えよ」 「……はい」 意識がもうろうとする中、 かすかに聞こえくる話し声。 ……あぁ、もうダメだ。