やっぱり賑わってんな。

私は繁華街にいた。

サラリーマンの集団,ヤンキー,女子高生,男子高生……など沢山の人で満ち溢れていた。


「ねぇ、君」


……早速、話しかけられた。
無視だ無視。


「なぁ、そこの黒髪の女子高生ちゃん」

「少しぐらい反応しろよっ」


面倒な奴らだ。
何で私に構うのかな。


「おいっ‼︎ こっち向けよ」


肩を掴まれ
無理矢理、振り向かされた。


「何ですか」

「おっ、普通に可愛いじゃん」

「ねぇ、1人なんでしょ? 一緒にカラオケでも行かない? 」


はぁー、ため息しか出ない。