「じゃあ、ちゃんと病院行けよな? 」

「わかってるよ」

「じゃあ行ってくるよ」

「行ってらっしゃい」




朝、
この時間はちょうど家を出る時間だな。


そう思いながら私は、テレビを見ながらパンを食べていた。





悠人は大学。
両親は仕事。

家の中には、私1人だけ。
この歳になっても寂しいと感じてしまっているなんて……。





「なに考えてんだか」





パンを食べ終え、
私はソファーに座ってくつろいだ。



病院、何時に行こう?
11時頃でいっかな……。