ふうっ。遥が家の中に入ったし、そろそろ帰るか…。

 あれ?あそこにいるのって、風花?

 「よっ!」

 「あっ、七瀬…。」

 「どうしたんだ?風花がここに居るときって、

  悩み事がある時だよな。」

 「ふっ。七瀬は私の事、何でもお見通しなんだね。」

 「当たり前だろう?何年一緒に居ると思ってんだ?」