そして、私と霜也は難なく右に曲がった
どちらに行こうか迷ったのか、獣たち…もとい女子たちのスピードが鈍った
やった…………!
って、よく考えたら霖也を囮にするわけだから、喜んじゃダメなのかな……?
「おい斉藤!気抜くなよ!」
どうやら考え事をしていた私もスピードが鈍っていたようで、霜也に怒られた、、
「すみませでしたねー!」
「そういうの要らねーから速く走れよ!」
「ちょ、謝ったのになんで怒られないと行けないのよー!?」
「っあーー!ちょっと我慢しろ!」
そう一言言うと霜也はまさかの、お姫様抱っこをした
「きゃぁ!!ちょっと降ろしなさいよ!!!」
「我慢しろって言っただろ!」
なんで!?なんで、一日でこんなお姫様抱っこされなきゃなんないわけ!?!?
そりゃ足遅い私が悪いんだけどさ!?
ていうかっ!
「速い速い速い速い!!!」
恐いって!!
「うるせぇな、それ以上なんか言うなら投げ飛ばすぞ!」
「ちょ、一応女の子!!辞めて!?!?」
「女???だからなんだよ」
…………そうだったこの人そもそもが女嫌いだった、、、、
じゃあ、なんでこの人は私のこと、嫌いな女の事なんか構うんだろ、お姫様抱っこまでして……
本当は、どっちなんだろ
本物のあなたはどっち……?


