放課後、前回でルールを覚えられなかった霖也の為に、3人で図書館に残っていた。
「もう俺、覚えなくてよくねー?」
「ダメ、それじゃ審判出来ないでしょう?
体育祭の騎馬戦って言えば、けが人が続出する競技なの、だから、それを防ぐ為に審判も多めだし、その審判もしっかりしてなきゃいけないの。分かった?」
「ふぁーーーーい」
「やる気無いにもほどがあるでしょ…」
呆れる私をよそに、霜也は淡々と話しを進める。
「じゃあ霖也、問題出すから、とにかく答えろ」
「霜也ー、どうしてもー?」
本当にやる気無いんだから………
「じゃあ、第一問」
「うわぁ、しかとー……」
「騎馬の上の2人がピアスをしています、これは、反則でしょうか」
「えっとー………反則じゃないんじゃねー?」
「………はあ……反則だよ馬鹿」
「馬鹿は酷いんじゃなーい?だって、ピアスだし、オシャレじゃん」
「これ別にオシャレさを競う競技じゃないんだよ霖也………―――――――」
これは、長き道のりの予感。


