“───嫌われたとしても、大丈夫……”






「〇〇〇ちゃんなんか嫌い!」

「〇〇くんなんか、おらんでいいねん!」


なんで、こんなこと言われなあかんねやろな。


一生懸命、
ただ、この世界で生きてるだけやのに……。


いっぱい傷ついて、

いっぱい涙ながして、


なんで、あの子に言われたことばで、
キミがこんな泣かなあかんの……?


あの子の思いどおりになんか、
生きやんでいいんやで?


だって、あの子の人生ちゃうやん。


これは、キミの人生。


『嫌い』なんか言われても、

あの子の人生のなかで
自分が嫌われてるだけでさ、

キミの人生には、なんも関係ないんやで。


あの子のなにげないひとことだけで、
自分の人生をめちゃくちゃにしたらあかん。


たとえ、あの子に嫌われても……






全然気にしやんと、


キミだけの、キミにしかつくれん人生を、


たのしくすごしてな───。






『たとえキミが嫌っても。』 END★