「愛羽、どこか行かない?」
「行こ行こ!」

HRが終わり神無月が教室から出ていったあと、優羽達も教室から出ていった。


「優羽ー、どこいくー?」
「空に近い場所」
「………そっか。行こ♪」


一瞬暗い顔をした愛羽。
だがすぐに明るい顔になった。


「愛羽、もう私達の容姿でバレてると思う?」
「んー…どうかなぁ…」


話しながら向かった先は屋上。
屋上に着いた優羽達は扉を開けて中に入った。


「空、綺麗…」
「優羽…」


優羽の顔はどこか儚げで今すぐにでも消えてしまいそうだった。
そんな2人の空間に割って入るかの様に後ろから声をかけられた。


「お前ら誰だ」


…と。