ここ、月華学院には『光龍』という全国No.1の暴走族メンバーがほとんどらしい。
理事長の松下理事長も担任の神無月先生も光龍に入って居たらしい。

｢ここがお前らの教室。２‐Ａだ。
呼んだら入って来いよー｣
｢｢はい｣｣

優羽達の返事を聞いてから神無月は教室に入っていった。


｢優羽、本当はね少し怖いの
光龍の事聞いて少し怖くなった｣
｢大丈夫よ。私達は決して１人になる事はないから｣

愛羽を安心させるかの様に優羽は愛羽に微笑んだ。
それと同時に教室から２人を呼ぶ声が聞こえたのだった。


ｶﾞﾗｶﾞﾗ


教室に入ると２人に向けられた視線は好奇の視線。
そんな視線に慣れているのか２人は神無月の横に並んだ。
それを確認した神無月は口を開いた。


｢さっきも言ったが転校生だ。
桜葉優羽と桜葉愛羽だ。
２人は訳ありの特別枠学生だ。虐めんなよ？｣
｢｢｢はい！｣｣｣


神無月とｸﾗｽの話を人ごとの様にしている優羽達。
そんな２人を気にしていないのか神無月は２人に席を教え２人は席に向かった。
１番後ろの窓側の席に優羽。
その前の席に愛羽が座った。