「愛羽、理事長室行くわよ」
「あ、うん!」


スタスタ歩く優羽の後を追いかける愛羽。
そんな2人を興味深く見ている人物に2人は気がつかなかった。


コンコン

理事長室に着き、優羽がノックをして扉を開けた。

「おはようございます。桜葉です。」

理事長室に座っていたのは2人の大人。
1人は理事長、もう1人は担任。
そういった所だろう。

「おはよう、待ってたよ」

そう言って優羽達に微笑む1人の男性。

「私はここの理事長。よろしく」
「「よろしくお願いします」」

理事長はもう1人の男性に視線を向けた。

「彼は君達の担任だ。」
「神無月だ。よろしく」
「「よろしくお願いします」」

一通りの話を聞き終えた優羽達。
担任の神無月に付いて行き、教室に向かった。