言われても思い出せない


「それで?俺はいつここから出れるわけ?」

俺は奴の顔を見て言った
奴はキョトンとした顔で言った


「出れる?何いつてるんですか?出れるわけないでしょう。これから藍さんは俺と暮らすんです。楽しみですね」


「いや待ておかしだろ。出せよっ」

流石に俺も人間だしこんなことされて黙ってはい、そうですか。ともいかねぇよ。とりあえず取り乱す。


俺は奴を睨んで声のトーンを下げて言う


「出せ」