目を開く
目の前には黒い世界が広がる


どうやら俺は目隠しをされてるようだ
それにこのフカフカした感触・・・ベットの上か?


手を動かすと手首が痛てぇし、それに冷てぇ。
多分手錠・・・
足にも足枷がついているらしい・・・。

なんか妹が読んでた小説にしてんな・・・


そんなことを考えていると左奥の方でドアの開く音がした。


人が入ってくる気配。
一歩一歩俺に近づいてくる・・・。

そいつは俺の前で止まった。

「あんがい早く目が覚めましたね」

・・・なんだこいつ喧嘩うってんのか?
ってかなんだよ男かよ。
こんな監禁みたいなことされたくはないがどうせされるなら女の子にされたかったな。


そんな馬鹿みたいなこと考えなが俺は奴に返事をした。