「あたしさ、もともと心臓が悪くて友達もなかなか出来なかった。
でも、中学で臣君と出会ってあたしの世界は変わったんだ。
ろくに、友達が出来なかったあたしにちぃちゃん、亮さん、皆を紹介し
てくれて。
喧嘩の傷が絶えない皆に心配ばっかりさせられてきたけど中でも臣君が一番心配だった。
これが、恋だと気づいて臣君から告白された時は死んでもいいってくらい幸せだった。
あたしが、したかった夢を叶えてくれたのはいつも臣君の姿があった。
あたしは、臣君と出会えてよかった。臣君の奥さんになれてよかった。
臣君を好きになってよかった。
ありがとう、本当にありがとう」
涙を流しながら俺にお礼を言ってくる桜は出会ったなかで一番綺麗だと心から思った。
そっと、抱きしめると
「臣君、あたしは天国で臣君を待ってるから。あと、指輪は外していいよ。次に結婚するときに新しい人は嫌だと思うから」
にっこりと笑う桜に力強く抱きしめた。

