「あの、ちぃが教師とは…。トレードマークだった金髪もすっかりなくなって」 そう、あたしはヤンキーだった。 悪さっばかりしてきたし、いろんな人に迷惑もかけてきた。 でも、もうあたしも子供じゃない。立派な大人になったんだ。 「亮ちゃんが、誘ってくれてよかったよ」 「だって、可愛いちぃが頼んで来たら断れないだろう」 ケラケラと笑う亮ちゃん。 亮ちゃんは、昔から頼りになる兄貴的な存在。