元ヤン先生!


コンコン




「どうぞー」



伸び伸びとした声が中から聞こえる。

「失礼します」

目の前にいるのは、まだまだ若い世で言うイケメン。


黒髪に高価なスーツを着ている男。

「亮ちゃん、久しぶり」




微笑むあたしに相手も微笑む。

「ちぃが、来てくれて嬉しいよ」




亮ちゃんは、あたしのイトコ。