「あっ、千奈美先生」
ひらひらと手を振ってくる色男。
「ちょ、藍斗くん~…遠藤先生!?」
日井波先生はやっとあたしに気づいたのか慌てて服を着て出て行った。
フー
色男、
山口君は教師の前だってのに堂々と煙草を吸う。
「あんたねぇー、高校生のくせに教師に手出してそれにヘビースモーカーでしょ」
煙草の箱がもう殻になってるし。
まっ、そんな事はどーでもいいわ。
「ここの、トップはどこにいるの⁇」
「千鶴~⁇旧校舎の美術室じゃない⁇俺らの溜まり場はそこだからねぇ~」
美術室か…。
「じゃ、山口君も一緒に行こうか⁇」
ニコニコと笑って手を引っ張る。

