ゆっくりと後ろを向くと人形みたいな顔をした男子生徒が立っていた。 本当に、この世の者とは思えない。 「さぁー?大人だからいいんじゃない⁇」 質問に答えてまた空を見上げる。 「そうか…」 そう言って、その生徒はあたしの隣に座った。 「君、何年生⁇」 近くで見るとよりきれいだ。 「2年…、神崎千鶴(カンザキチヅル)」 神崎…。神崎!? 「ちょっと、用事思い出したから行くね‼‼」 神崎って!?