家に帰り準備をする。

やっぱり、高校生と行くんだからそれなりの格好をしてたほうがいいよね。




まぁ、モノトーンだけどいっか。

兄貴から送られてきた水着を引っ張り出してそれも入れる。


ああ、久しぶりに胸が高鳴る。


高校生以来に楽しみだ。


あの時も…、



『ちー!!』

『早くしろよー!!』



亮ちゃんや、臣、他のみんなと一緒に夏休みを楽しんだ。


そして、あの人の楽しそうな顔。






あの日に戻ることはできない。
大好きだったあの人も今、どこで、何をしているのかすらわからないし。

久しぶりに思い出した。





「___。」