「おはよーございます」
朝、出勤したときにハゲっぱち先生、もとい教頭先生にお呼ばれした。
「実に言いにくいのですが・・・」
うん、嫌な予感しかしねーわ。
「あのですねー、あの不良たちの専属の先生になってほしいと・・・」
・・・ん?
幻聴が聞こえたのか??
「あの、言ってる意味が・・・」
「ですから、あの不良たちと共に行動してほしいのです!!」
「え、えと。なぜ?」
「あの誰も手がつけれなかった不良たちは、なぜか遠藤先生だけには気を許してるのです!!このことを、頼めるのは遠藤先生しかいないのです!」
はあああああ、厄日だ厄日。
昨日は帰ってきて早々仕事があって・・・。
ついてない。
別に嫌なわけではないのだが。
ふと、修学旅行のときの千鶴くんが頭をよぎった。

