「あのー、千鶴くん??」 「黙って」 千鶴くんは、あたしの髪に優しくキスを落とす。 一つ、二つ、三つ…。 「たまんね」 あたしの薬指にも。 「んっ…」 千鶴くんが、触れたところが熱い。 熱に照らされたような…。 そして、千鶴くんの唇が近づいてきた。 そこで、はっとする。 駄目だ。 危険。 あたしの、頭の中は注意報でいっばいだ。