「千奈美先生~、俺らお腹空いたから先に行ってくるね~ん」
藍君と雷を先頭にみんな出て行き2人きりに。
あいつらも、白状な奴だ。
こんなに、気持ちよさそうに寝ていて。
日に照らされた、柔らかそうな髪が輝いている。
そして、あたしの好奇心が動いたんだ。
そーっと、千鶴君に近づきさらさらの髪をなでる。
やばっ‼
思った通りのさらさら感。
ニコニコと幸せな気分を味わっているとパチッと急に千鶴君の目が開いた。
ビックリして高速で瞬きをしていると
「何してんの?」
「へっ!?あ、ごめんなさい!!」
出していた手を引っ込める。

