宇宙の星

ただいまっ。って誰もいないよな。

それにしても夏樹と星を見るといろいろ思い出すな、嫌な事も楽しい事も。

でもそれは俺にとってはありがたい事なのかなーーーーーとかポジティブに考えて、無理やり一人で納得する。

宇宙は母親の写真をみる。

ただいま。母さん。

ところで、何で夏樹は星好きなんだろ、いつからだっけ…。

♪ ♪ ♪
インターホンが鳴る。

はいはい。と少し駆け足で玄関に駆け寄り鍵を開ける。

「うっす!」
「早かったな」
「俺は宇宙じゃないんだから(笑)」
「それ…どーいう意味?」

少し考えるでもわからない。

「人を待たせる人ではないの俺わ」

あっなるほどって納得してしまった。