宇宙の星

あっ、あそこだ。と夏樹はプラネタリウムの会場を見つけ、宇宙との会話を楽しみながら足を進める。

「最近どう?」

変な事を宇宙に聞いてしまった後悔が自分の頭の中で駆け巡る。

宇宙の顔は一瞬。ほんの一瞬だけまるで魂がないみたいな目をしたように見えた。

そして会場。

想像よりかも遥かに会場は大きくそびえ立っていて、外見からは未来の建物を感じさせる。

夏樹はプラネタリウム会場のスタッフにチケットを渡し二名で。と答える。

〔あちらの1番会場です〕

あっはい。と夏樹は答え宇宙を呼ぶ。

「宇宙!こっち!」