宇宙の星

パパがチケットをくれたのは宇宙への気遣いなんだろうか?と私を変に考えさせる。

宇宙のお母さんは宇宙が中学3年生の時に亡くなった。お父さんは離婚してその時小さかった宇宙の記憶にはほんの微かにしか残っていない。

宇宙のお母さんが亡くなってから、宇宙は何かの抜け殻みたくなって、私は宇宙の目には映らなかった。

宇宙のお母さんがなくなる前日、私は病院でお母さんのすぐそばにいた。
「私助からないの」と宇宙のお母さんに言われたのは今でも忘れない。