「ヘェックシュン!」

あー!最近、風邪気味なんだよなぁ。

「クシュン!」

あー辛い( ̄▽ ̄;)

「さっきからお前、なにクシュン、クシュンしてるんだよ。」

「あーゴメン。なんか風邪気味で。」

『パチンッ』
なぜか大洋が私にデコぴんをしてきた!

「痛ッ!なにすんのよー!」
「こーしとけば治るよw」

「女の子にひどいことするねー!」
「お前、女子だったんだwはじめて知ったーw」

「サイテー!!ヘェックシュン!」

『・・ガタッ』
机から急に立った大洋は私の手を引いて、先生に
「なんかこいつ体調悪いみたいなんで、保健室連れていってきます。」
「あ、はい・・。いってらっしゃい。」

そして階段を下りながら、大洋が、
「あんま無理すんなよ。」

だって///
「あ、ありがと♡」

「おう。はい、保健室ついたよ。あとは先生にちゃんと言えよ。じゃーな。」

「あ、待って!大洋!」
「ん?なんだよ?」
「ありがとね。・・へ、ヘェックシュン!」

「wwあんま無理すんなっていってんだろ。」

『ピタ』
大洋の手がわたしのおでこに届いた。

「おし、あんま熱はないな。あとはしっかり寝てろよ。じゃーな。」

ドキ、ドキ。私の胸は壊れそうなほどにドキドキしていた。